各地の海岸林
静岡県
三保の松原
場所: | 静岡県静岡市清水区三保地区 |
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全長: | 約7km |
面積: | 198.2ha |
保安林区分: | 潮害防備保安林 |
主要構成樹種: | クロマツ |
特徴: | 駿河湾に突き出た三保半島の海岸線に沿って54,000本のクロマツが茂る松原である。天女が羽衣をかけたとされる天女伝説ゆかりの「羽衣の松」がある。福井県敦賀市の気比の松原、佐賀県唐津市の虹の松原とならび、日本の三大松原のひとつに数えられている。また、「日本の白砂青松100選」にも選定されているほか、北海道の大沼、大分県の耶馬渓とならび、大正4(1915)年全国投票により日本新三景のひとつにも認定されている。そして平成25(2013)年6月には富士山世界文化遺産の構成資産の一部に登録された。 |
参考文献: |
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掛川
場所: | 静岡県掛川地区 |
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全長: | 約10.4km |
面積: | 約300ha |
保安林区分: | 飛砂防備保安林,潮害防備保安林,防風保安林 |
主要構成樹種: | クロマツ |
特徴: | 江戸時代末期(1860年代)特に冬季の強い西風により田畑が砂に埋もれ、耕地が運び去られる程の厳しい環境から、大切な耕地を守るため地域住民が立ち上がり砂堤造成に着手したのが遠州地域の海岸林の始まりと言われている。海からの激しい季節風「遠州の空っ風」による飛砂から農地や宅地を守るため、浜と平行ではない“斜め海岸林”と呼ばれる国内唯一の貴重な景観が形成されている。一方、南海トラフ巨大地震で想定される津波により浸水被害が想定されている地域でもある。 |
参考文献: |
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