日本海岸林学会

Japanese Society of Coastal Forest

海岸林について

関連書籍

海岸林についてより知ることができる書籍をご紹介します。追加された順に並んでいます。

本ページに書籍の掲載を希望される会員の方は、(1)会員名とメールアドレス、(2)書籍名、(3)編著者名、(4)出版社名、(5)刊行年、(6)書籍のURL、(7)書籍の紹介文について、webmaster @ jscf.jp 宛にメールを送ってください。推薦書様式(エクセル形式)もあります。日本海岸林学会広報委員会での審議の後、掲載可否を決定します。


海岸林維持管理システムの構築 -持続可能な社会資本としてのアプローチ-

岡田穣 著 2020年 白桃書房

 本書は海岸林の継続的な保全管理活動を進めるために海岸林を社会的共通資本(地域の共有財産)とみなし,多くの社会的立場の人々や組織が海岸林の保全管理活動に携わる共同概念の確立を目的として,国内の海岸林保全管理活動を事例としてステークホルダーとの関係を見ながらの現在の参画状況と各立場の関係,海岸林の環境資産としての評価,および今後の企業参画に向けた各立場並びに全体としての評価についてまとめている。なお書籍内では平成30年度日本海岸林学会石垣大会におけるシンポジウム「海岸林保全管理における共同管理体制の構築-地域・NPO・企業-」(専修大学商学研究所との共催)での発表・議論の内容を一部含む。(2021年8月19日追加)


松がつなぐあした―震災10年海岸林再生の記録

小林省太 著 2020年 愛育出版

 震災後、公益財団法人オイスカが、仙台森林管理署、宮城県、名取市と協定を結び、名取市の仙台海岸にクロマツを植栽してきたことをご存じの方は多いと思います。その面積は100ha余りで、これは例えば北海道を代表する海岸林のひとつである砂坂海岸林(檜山森林管理署)の面積88haを超えます。それだけでも驚きますが、全費用を民間寄付金・助成金で賄い、単に植えるだけではなく、苗木づくりから始まり、下刈り、本数調整まで、被災した地元の方々を雇用し、ボランティアを厳しく育てて、必要に応じてはプロに委ね、着実に進めてきました。海岸林を復興させる熱い思いを形にする計画力・実行力には頭が下がります。そういったこの10年の活動の表には見えないけれど大切な部分が読みやすい文で綴られています。海岸林研究を進める活力源に、同じ著者の連載記事「よみがえれ! 海岸林」と合わせてぜひ。(2021年6月21日追加)


森の根の生態学

平野恭弘・野口享太郎・大橋瑞江 編 2020年 共立出版

 「樹木の根について知りたい」という読者に応えることが本書のねらいとされており、樹木の根の様相について、これまでの基礎的知見に基づく網羅的な紹介とともに、最新の学術的知見を交えた解説がなされている。東日本大震災での倒木等の被害により、海岸林においても根の重要性は高まっている。本書は倒木と樹木根の関係についても解説しており、海岸林関係者にも広く一読を勧めたい。(2021年6月14日追加)


津波と海岸林―バイオシールドの減災効果

佐々木寧・田中規夫・坂本知己 著 2013年 共立出版

 


海岸林との共生―海岸林に親しみ、海岸林に学び、海岸林を守ろう!

中島勇喜・岡田 穣 編著 2011年  山形大学出版会

 


海岸林をつくった人々―白砂青松の誕生

小田隆則 著 2003年 北斗出版

 17世紀後半から日本各地で海岸林づくりが本格化する。飛砂や津波から耕地や生命を守るために、松を植え続けた人々がいる。本書は、飛砂の猛威と格闘した有名無名の人を紹介しながら、防災林であると同時に文化遺産でもある海岸松林の歴史を、景観論や文化史の成果も交えて体系的に考察している。

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海岸林が消える?!

近田文弘 著 2000年 大日本図書

 


日本の海岸林―多面的な環境機能とその活用

村井宏・石川政幸・遠藤治郎・只木良也 編 1992年 ソフトサイエンス社(国会図書館サーチ