各地の海岸林
福島県
松川浦
場所: | 福島県相馬市磯部字大洲地内 |
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全長: | 7km |
面積: | 約738ha |
保安林区分: | 潮害防備保安林,保健保安林 |
主要構成樹種: | アカマツ,クロマツ |
被災前の状況: | 相馬市に阿武隈高地から太平洋に流れている宇多川と小泉川の河口に福島県で唯一の潟湖として知られる松川浦に約60haの国有林のマツ林があり、大洲海岸の内陸側に位置している。浦内にある大洲や中洲には防潮林、防風林としてクロマツが植栽されていて、また、大部分が緩傾斜となっている大洲海岸には、クロマツとアカマツが混生している幅員500ⅿ程度の人口林の海岸林がある。松川浦は、万葉集にも詠われ、白砂青松100選に選ばれている県立自然公園である。 |
東日本大震災による被災状況: | 東日本大震災での浸水高約7mの津波の影響で、海岸林は全壊し、現在も松川浦付近がほとんど通行止めとなっている。平成26(2014)年から海岸防災林造成事業の復旧期間として平成33(2021)年度までにマツ60万本が植栽される予定である。また、平成32(2020)年までを目標に面積144haに盛土工200万㎥をしていく予定である。 |
参考文献: |
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