用語名 | リュウキュウマツ |
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よみがな | りゅうきゅうまつ |
定義 | 《学名》Pinus liukiuensis
《分類》マツ科マツ属 《説明》常緑高木。高さは25m、径は1m以上になる。鹿児島県のトカラ列島の悪石島が分布の北限で、沖縄県の各島の海岸低地から深山の奥まで生育し、二次林や先駆植生として出現する。雌雄同株、樹形は老成すると傘上になり、樹皮はクロマツに似る。 上部では黒褐色薄質、下部では深く亀裂し剥離する。幼樹の皮は平滑、灰色で薄質、枝は灰色、芽は赤褐色。葉は針葉で2枚、柔軟で10~20cm。 球果は卵状円錐形、長さ5cm、径2.5~3.5cm、果鱗上部はやや厚く露出部は中突起がある。種子は淡褐色、4~5mm、1㎏あたり1万粒ある、翅は長さ9mm、幅5mm。 |
参考文献 | [1]沖縄大百科事典刊行事務局編(1983):沖縄大百科事典,沖縄タイムス社,P.932
[2]大橋広好,門田裕一,木原浩,邑田仁,米倉浩司編(2015):日本の野生植物 改訂新版 : 第1巻ソテツ科~カヤツリグサ科,平凡社,PP.30-31 |