用語名 | 防風範囲 |
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よみがな | ぼうふうはんい |
定義 | 海岸林の海側に前砂丘(前丘)を設けたり、樹林帯の働きによって風や飛砂を集中させないようにすることによって、後方につくられた風の弱まる空間の範囲。
樹林帯による防風範囲は樹高によって決定し、海岸林の場合は風衝林形を呈するので、ある程度の樹高が必要な場合、林帯幅を必要とする。 また、枝葉の繁り方によっては風の抜け具合が異なる。風が抜けにくい林帯ほど風速は低下するが、範囲は狭くなってしまうので、適度に風の抜ける林帯の方が最低風速は高くなるが、範囲は広くなる。 |
参考文献 | 佐々木寧,田中規夫,坂本知己(2013):津波と海岸林 : バイオシールドの減災効果,共立出版,PP.27,137 |