用語名 | 砂丘遷移 |
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よみがな | さきゅうせんい |
定義 | 砂地において植物種が交代して群落が変わること。ある群落の存在がその場所の気候や土壌などの条件を変え、よりよい群落となりその繰り返しによって高度で安定した群落へなっていくこと。
海岸砂浜では風による砂の移動によって、土地の条件が常に不安定であることが砂丘遷移が行われる主な要因とされる。海岸砂浜砂丘の塩分濃度はそれほど大きなものではなく、先駆けとなる植物の定着には、砂の移動が問題となる。 海岸砂丘では、かなりの頻度で起こる砂の移動、高波や強い潮風によって、海岸植物の群落はしばしば退行を余儀なくされる。 |
参考文献 | 村井宏,石川政幸,遠藤治郎,只木良也(1992):日本の海岸林 : 多面的な環境機能とその活用,ソフトサイエンス社,P.52 |