用語名 | クチクラ層 |
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よみがな | くちくらそう |
定義 | 植物の葉の表面に覆われている物質が透過しにくい層のこと。顕著に塩分が付着している植物はクチクラ層の発達が悪く、付着塩分量が少ない植物はクチクラ層の発達が良いことが調査等で明らかにされている。 したがって、表皮のクチクラ層の発達と付着塩分量は逆の関係にある。一般に海岸付近で旺盛に生育している樹種はクチクラ層の発達したものが多いことは塩害に対する植物の適応を示すものと考えられる。 |
参考文献 | 近藤短朗,佐治光(1992):植物の大気汚染耐性,大気汚染学会誌,Vol.27,No.6,P.37 |