日本海岸林学会

Japanese Society of Coastal Forest

用語名 クロマツ林の林況
よみがな くろまつりんのりんきょう
定義 林況とは、立木密度、相対密度、形状比、枝下率などのことである。           
全国の海岸クロマツ林では、現在、過密林分の取り扱いが大きな問題となっており、密度管理が必要とされる。           
その根拠として特に、先述の林況(立木密度、相対密度、形状比、枝下率)が挙げられる。           
海岸クロマツ林の防災機能を十分に発揮させるために、今後は、うっ閉期に入っている下層木の間伐を行って低形状比に誘導し、上層木と一体となった林況に成林させていくことが必要である。
参考文献 [1]村井宏,石川政幸,遠藤治郎,只木良也(1992):日本の海岸林:多面的な環境機能とその活用,ソフトサイエンス社,P.397
[2]金内英司,中島勇喜,横倉肇,布施和則(2001):過密海岸クロマツ林の間伐試験 山形県遊佐町の事例,東北森林科学会誌 6(1),P.7