日本海岸林学会

Japanese Society of Coastal Forest

用語名 緩衝地帯
よみがな かんしょうちたい
定義 緩衝地帯は、波のエネルギー減衰など環境及び防護面において重要な働きを持つ場所のことである。例えば、昭和8(1933)年三陸大津波被災後の田老町田老地区における災害復興事業において、津波緩衝地帯としてクロマツおよびアカマツを植栽している。
また、砂浜は陸域と海域の緩衝地帯の役割を持ち、海岸環境の連続性と海浜植生の成帯性を確保している。
参考文献 [1]環境省生物多様性センター調査科(2014):沿岸域変化状況等調査」砂浜・泥浜海岸の変化状況, 環境省自然環境局生物多様性センター調査科,P.1           
[2]吉﨑真司(2014):調査研究報告 我が国における海岸緑化の現状と課題-静岡県遠州灘海岸を例として-,景観生学,19(1),PP.35-40
[3]村松広久,安藤昭,五十嵐日出夫,赤谷隆一(1991):津波被災後における市街地拡大への津波防潮堤建設の影響について 津波常襲地域の岩手県田老町を対象として, 土木史研究,第11号,PP.85-94