日本海岸林学会

Japanese Society of Coastal Forest

名前 亜硝酸塩
よみがな あしょうさんえん
説明 亜硝酸の水素が金属で置換されて生じる塩のこと。生物の中には、アンモニアを亜硝酸塩に、亜硝酸塩を硝酸塩に転換するなど、無機化合物を化学的酸化することができるものもいる。一般に、生態系の進行に必要な主要エネルギーは太陽エネルギーであるが、暗い海底の熱水噴出孔のような生態系などでは光合成植物に依存せず、化学合成という過程からエネルギーを得られる。この過程によって生物は二酸化炭素を細胞要素に転換するエネルギーを得るため、簡単な無機化合物の化学的酸化を利用する。
説明出典 [1]大木道則,大沢利昭,田中元治,千原秀昭(1989):化学大辞典,東京化学同人,P.23
[2]F.J.ヴァンバーグ,W.B.ヴァンバーグ著,渡部哲光訳(2003):海岸地帯の環境科学 : 生態・保全・計画,古今書院,PP.15-16