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日本海岸林学会

Japanese Society of Coastal Forest


津波と海岸林

震災前後の様子:宮城県


石巻市

林内に入った漂流物。

林内で生じた洗掘

仙台市

元々林帯幅が狭く(50m程度)、海岸林はほとんど残っていない。
内陸側に広がっていた住宅地も壊滅的な被害を受けた。

防潮堤の背後はここでも浸食を受け、根が洗い出された。
林内には防潮堤の構成材料が散乱している。
防潮堤の背後では比較的小径木がなぎ倒された後方に
比較的大径木(国有林部分)が立っている。

名取市

中央の池は津波後に生じたもの。
防潮堤を乗り越えた津波が洗掘したと考えられる。
林帯の様子からは、少なくとも最後の引き波は林帯を
通過していないようである。

岩沼市

津波は内陸側への下り勾配で加速し、地表を洗掘したと考えられる。
樹木の周りは局所的に流速が速くなり、洗掘力も強くなったと考えられる。
根茎が発達しており、根返りは免れた。

低地部分の海岸林が寝返りを起こして流木化したが、
根返りを起こさず生存した箇所で捕捉され、林帯の内陸側に漂流しなかった。