検討年度:2013年から
モデル箇所:北海道白糠郡白糠町和天別地区
2011年3月の東日本大震災による津波被害の発生を教訓に、津波の被害を減らす対策の一環として、効果的な海岸林の整備について検討作業と現地実証に取り組んでおり、そのモデル地区として、白糠町役場から西に約2キロほど離れる太平洋に面した海岸地域和天別地区が設定されました。
詳しい活動内容は、現存する海岸林の後ろに津波が起きた際に津波のエネルギーを減らす目的で減勢堀を作り、掘った際に発生した土砂を活用して堀の後ろに減勢盛土を施工しました(津波減勢工)。その減勢盛土の上をカラマツ製の防風柵で囲い、その中にカシワやケヤマハンノキ・ドロノキの苗木を2015年5月26日に植栽しました。