日本海岸林学会のホームページをご訪問いただき、ありがとうございます。
当学会は、海岸林やその周辺環境を地域の暮らしと一体として捉え、その保全と再生に取り組むために設立されました。設立当初から掲げてきた「自然と地域が共に歩む未来を作る」という理念は、現在も変わらず私たちの活動の指針となっています。
海岸林は、津波や高潮から地域を守る防災機能を担いながら、砂丘や湿地、干潟などの周辺環境と結びつき、豊かな自然や地域文化を育んでいます。このように、海岸林とその周辺環境は一体となって地域全体を支える存在であり、互いに補完し合う関係にあります。その価値を守るために、私たちは科学的知見に基づいた研究と、地域住民との協働を大切にしています。
2011年の東日本大震災では、海岸林が津波のエネルギーを抑える一方で、多くの林が壊滅的な被害を受けました。その後の再生プロジェクトでは、地域の声を尊重しながら、海岸林とその周辺環境を含めた復興が進められました。この経験は、自然と地域が調和しながら未来を創る重要性を私たちに教えてくれました。また、将来予測される南海トラフ地震などの課題にも、こうした視点で取り組むことが求められています。
当学会では、設立当初から大切にしてきた「現場に根差した活動」と「地域住民との連携」を引き続き重視しています。小さな学会ではありますが、地域に寄り添い、海岸林とその周辺環境を一体として捉えた実践的な取り組みを続けてまいります。
このホームページでは、学会の活動や研究成果、地域との協働事例を発信してまいります。私たちの取り組みに関心を持っていただき、海岸林とその周辺環境の価値について共に考えていただければ幸いです。
2024年12月1日 日本海岸林学会 会長 岡田 穣
名称 | 日本海岸林学会(Japanese Society of Coastal Forest) |
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創立 | 2000年9月2日 |
沿革 | 2000年9月2日 「海岸林研究会」として発足 2003年 「日本海岸林学会」に名称変更 |
基本理念 | 「美しく、安全で、いきいきとした海岸」を次世代に継承すること。 |
目的 | 海岸林に関する研究の進歩を図り、海岸林とそれをとりまく環境の保全、生活環境の改善などに寄与すること。 |
使命 | 21世紀の海岸林をどのようにするかの検討 |
会長 | 岡田 穣 |
会員数 | 128名 (2020年9月現在) |
活動内容 | 研究発表会、シンポジウムの開催、会誌その他印刷物の発行 |
事務局 | 問い合わせ先 参照 |
任期 | 氏名 |
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2023- | 岡田 穣 会長挨拶 |
2020-2023 | 林田光祐 挨拶 |
2018-2020 | 井上章二 挨拶 |
2012-2018 | 吉﨑真司 挨拶1, 挨拶2 |
2008-2012 | 江崎次夫 挨拶 |
2000-2008 | 中島勇喜 挨拶(副会長:西川 肇 挨拶、河合英二 挨拶) |