昔から自然には人を癒すという療法機能があるといわれていて、海岸林にも保健休養機能である森林浴や森林療法、森林のセラピーなどが期待できます。
セラピーは本来、治療・治癒術を意味しますが、日本では、療法や癒しの意味合いが強いです。癒し効果は、実際に人間の五感で森林のにおいや緑に触れることで感じ取り、心理的にリフレッシュでき、安心感や安定感を得ることができます。
海岸林は、他の森林は山などの傾斜に位置するのに比べて、海岸林は、長い年月をかけて風によって砂が積もった砂丘地に位置しています。そのため、他の森林より圧倒的に傾斜が緩く、子供から高齢者までアクセスしやすく、セラピー効果を体感しに行きやすいということがあげられます。