昔から、海岸林は飛砂防止や防風、防潮などの防災機能が主な役割としてみられてきました。
しかし近年、時代の移り変わりで生活や見方が変化したことで、海岸林の利用の仕方や考え方が変わりました。自然と触れあうために海岸林の周りを散歩や、キャンプなどのレクリエーションや環境教育の場として期待が増えています。
これらの新しい海岸林の機能を支えるものが海岸林にある生物多様性です。海岸林の生物多様性とは、海岸性特有の環境や海岸付近でしかみられない動植物など様々な生物が関連してつくる生態系であり、海岸林がこの特有の生態系をうまく保っています。