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日本海岸林学会

Japanese Society of Coastal Forest


海岸林のはたらき

CO2 固定機能

 樹木は毎日、私たちと同じように二酸化炭素ガスを放出して呼吸をしていますが、昼間は光合成をおこなうための二酸化炭素を吸収する量の方が呼吸より多いので、樹木は全体的に空気中の二酸化炭素を吸収しているといえることができます。そして、樹木はこの光合成で吸収し、蓄え、固定した炭素によって幹や根を大きく成長させる機能をもっています。

 ですが樹木が成熟すると徐々に二酸化炭素をあまり蓄えなくなってしまい、二酸化炭素が光合成のために吸収した量と呼吸で放出した量が等しくなってしまいます。なので、成長した樹木は伐採し、二酸化炭素吸収量が多い、若い木々に任せるというのが効率的です。たとえ、伐採した樹木の廃材は燃料として使用しても、実際樹木が固定していた炭素は、空気中にあったものです。

しかし、二酸化炭素は増加しますが、光合成で二酸化炭素の吸収をおこなっているので、結果的にプラスマイナスという結果になります。

 つまり、効率を良くするために成長した樹木の伐採や使わなくなった廃材を利用することは、地球温暖化の原因にはほとんどならないのです。

図:光合成のしくみ
光合成