名前 | 海塩飛沫 |
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よみがな | かいえんひまつ |
説明 | 海塩粒子が飛沫する現象を表す。風波にとり込まれた気泡が海面に浮上して破裂することによって生成される小さな海水滴を海塩粒子という。海塩粒子の粒径は3~18μm程度と言われている。沿岸域における潮風害の直接的原因は海から輸送される飛来塩分である。海塩粒子は飛来塩分の構成するもののひとつである。海岸線に沿っての植栽は海塩飛沫を減少させる有力な方法のひとつであるとされている。 |
説明出典 | [1]鳥羽良明,田中正昭(1967):塩害に関する基礎的研究(第一報)海塩粒子の生成と陸上への輸送モデル,京大防災研究所年報第10号B,PP.331-342 [2]村上和男,加藤一正,清水勝義,尾崎靖,西守男雄(1995):植栽による飛沫(海塩粒子) の軽減に関する現地実験,海岸工学論文集,第42巻,PP.1036-1040 [3]滝川清,山田文彦,荒木宣博(1998):飛来塩分特性の数値モデルと防風ネットを用いたその抑制効果に関する研究,海岸工学論文集,第45巻,PP.1181-1185 |